既に12月に初すべりを終え、年末年始にエンジョイした
スキーヤー/スノーボーダーも多いだろう。
今日は、ウィンターシーズンを「6ヶ月間」と見た際の、
シーズンの過ごし方/トレーニングの仕方について
自分なりにまとめてみた。
■ウィンター(スキー)シーズンは6ヶ月間
皆さんのスキーシーズンはいつからいつまでしょう?
一般的には早い人で、12月~3月までの4ヶ月間でしょう。
私にとって、スキーシーズンは「6ヶ月」
大きく分けて下記のような位置づけで捉えていました。
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11月・・・滑走感覚を取り戻す時期
※雪のある国に行けば滑れます。
12月・・・大会前の重要な時期
全ての技術を満遍なく引き出す時期
地味なトレーニングからハイスピードトレーニングまで
1月・・・いよいよ大会
グッドパフォーマンスを最大限に引き出す時期。
各種目のすべりを再現する。
2月・・・大会終了後、レッスンをしながら、技術とスピードに
磨きをかける時期。ここで如何に滑り込むかが
来シーズンに大きく影響する
3月・・・徐々に暖かくなってきて、楽しいシーズン
スピードも出なくなってくるが、雪の感覚が変わるため
すべりの幅を出す時期
4月・・・新しいモデルの試乗をする時期
山スキーの楽しさを感じる時期
5月・・・最後の合宿参加でシーズンの課題を整理する時期
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■滑走感覚を取り戻す時期に行うトレーニング
基本的には、シンプル動作を繰り返します。
a.プルークでじっくり腰の位置を前に持っていく動作
b.インサイドエッジに正しく踏み込む、中ターンの連続動作
c.ワイドスタンスで膝・足首間接の稼動を繰り返す動作
d.急ブレーキを行って、エッジングの感覚を取り戻す動作
e.頂上から一番下まで、「ノンストップ」滑走を3クール行う
この時期は基本的に積雪量が少ないため、
「滑りたい!!」気持ちはあるものの、そこはグッと抑えて
なまった体を「雪」になじませる時期だと捉えています。
■大会前の時期
これは、メーカー合宿やら指定強化選手合宿やら、
何かとトレーニングする機会があるので、
予算と相談しながら、合宿に2回くらい参加します。
後、この時期はスキースクールの業務も忙しくなる時期なので
レッスンをしながら、お客様と一緒に技術研鑽に励む、というのが
正しいかもしれません。
一番重要なのは、「スピードトレーニング」
転倒=怪我・事故の危険性と隣り合わせなので、
早朝スキーをやっているスキー場に勤めていたこともあり
(神立高原スキー場!)
4時起き(眠)で、5時から7時まで、誰もいないゲレンデを
とにかくハイスピード
トレーニング
(急斜面ロングターン)を徹底して行いました。
「あぁぁぁ、
これ以上行ったら
ヤバイかも・・・」
というギリギリを経験すると、不思議なもので、
だんだんスピードに慣れてくるものです。
■大会終了後、技術とスピードに磨きをかける時期
本来であれば全国技術選手権に出るべきだったのですが
残念ながら、東京都では補欠(19位)が最高。
デモが6人?居た頃だったので、結構がんばってた(強がり)
2月はスキースクールに徹底的に恩返しの
意味も含めて働き、
「ハイクラスのお客様レッスン」と、
「スクールのインストラクターの研修」
という2つの業務を通じて、自己研鑽に励みます。
細かいトレーニングですが、
ポールの突き方は徹底的にトレーニングしました。
・腕間接の動かし方
・手首の動かし方
・ショートターン時のポールを付いた後の間接の返し方
・急斜面 整地ショートターンと不正地ショートターンでの
使い分け
・突く位置=ポジションに大きく影響=切り替えや「捉え」に大きく影響
・ロングターン時の腕の確度、ポールの確度の見せ方
※これはBLOGのTOP画像に凝縮されています。
こんなマニアックなことを
じっくり繰り返して、
ビデオも撮って
細かく研究する時期として、
みんなで研究しあいました。
<パウダースノーの経験>
1月もそうですが、2月は特に積雪量が深くなります。
急斜面に深雪が出来るので、TVや雑誌でよく見るような
パウダースノーをまるでトランポリンを飛んでいるような
すべりで、かっこよく滑り降りてくるシーンを再現できます。
深雪の滑り方は、整地や不整地とは大きくことなります。
「習うより、慣れろ」
これに尽きます。
普通にすべると、転ぶ。
転ぶと起き上がれない。
首の中に雪が!
ゴーグルの中に雪が!
苦しい!
などと、もがきながら、
・どうやったら転ばないのか?
・どうやったら楽しく滑れるのか?
を経験できる、絶好のチャンスです。
いろいろテクニックはありますが、結論
「落差を大きく、勇気を持って思いっきり滑る!」
これに尽きますね。
■3月:いよいよ春スキーシーズン突入
スピードが出なくなり、その分、今まで怖かった急斜面コブなど
ガンガンいけるようになる。
たとえば、コブ斜面のロングターンをガリガリやってみたり
ザクザク雪の中、踏んでもスピードは出ない、返りは無い
ただ角立てて踏んでも走らない、という時期に
「どうやって板を走らせるか?」
の脚や足の裏の使い方などなど、すべりの幅を広げることが
出来る時期だと思っている。
<足裏の使い方>
基本的に、「親指~母指球~かかと」を
結んだラインと
「小指~小指付根~かかと」を
結んだラインの
V字のラインを意識して踏み込んでいます。
いい画像が見当たらなかったが、
例えば、
左記画像の①と②のライン
たとえば、このV字を
イン/アウトエッジに
押し付けるようにしながら、エッジングをしてみてください。
きっと、ザラメ雪や重い雪質のときに
今まで以上に足裏がセンサーのように
なって雪の反応を感じることが出来るようになると思う。
■新しいモデルの試乗と山スキーの楽しさを堪能
この時期、各メーカーが来期モデルキャンプと称して
様々なスキー場で試乗会を行っている。
免許証を見せれば、誰でも借りられるはずだ。
4月によく行ったスキー場は長野県にある
志賀高原 熊の湯スキー場
ここはよく合宿とともに試乗会で板を沢山テストさせていただいた。
この時期はとても山が気持ちがよく、自然って本当にすばらしいなぁ
山スキーって競技の世界とはまったく違って、開放感があって
なんて楽しんだろう!!という気持ちになれます。
長いシーズン、やっぱり時々疲れます。
疲れたり、少し滑ることがいやになったりします。
ただ、最後に、こういう自然をしっかりと堪能すると、
「そろそろスキーシーズンも終わりかぁ」と
雪山があるありがたさを、今更ながら感じることが出来る。
是非、4月でもたっぷり滑ることが出来るゲレンデに行くことをおススメしたい。

個人的には、自分の娘
(今年で4歳)のスキー初体験は
春スキーで
実現したいと思っている。
暖かいし、転んでも痛くない、
山は綺麗だし雪球はすぐ作れる。
きっとスキーを好きになってくれると思っている。
■5月:合宿参加で今期課題整理
アスリートの時には、5月中旬のメーカーキャンプが最後だった。
ここでは、ほぼほぼシーズン終了にもかかわらず、
今期の課題整理といわんばかりに、
ちょっとしたクセや次のターンに入る際の、
「タイミングのズレ」などを指摘してもらうようなことを
やっていた。
たとえば、右ターンが終了し、左ターンに「切り替えていく」とき
人間の体の軸って入れ替わるんだ。
その軸の移動方向がズレていると(専門用語でクロスオーバー)
うまく滑れないのです。
こんなことやって、今シーズン怪我・事故なく滑ることが
出来てありがとう、と感謝しながらシーズンを追え、
来期の大会の抱負を抱きながらスキー板などの道具に
感謝して、一年を終える。
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以上です。
ここまで本格的にすべる人は、今のスキー人口を支えている
ある意味マニアックなスキーヤーしかいない。
ただ、何事も、スポーツにはシーズンがあり
そのシーズンをどうやって過ごすか?が重要だと思う。
計画があって過ごすのとそうでないのでは
やはり結果は違ってくるのではと感じている。
社会人になり、週末しか滑れない時期もありながら
技術が向上した経緯があります。
きっと、一本一本集中して滑走し、計画をしながらトレーニングを
自分なりにしてきたからだと、今振り返ってみるとそう思う。
スポーツから学んだ事は、ビジネスの世界でも活かせると、
今更ながら痛感している。

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